マットレス8cmは薄い?1枚で使える現行例と底付きしやすい条件を整理

厚さ8cmのマットレスは、20cm以上あるベッドマットレスと比べれば薄型です。

ただし、8cmだから「薄すぎて1枚では使えない」とは限りません。現在も、床や畳に1枚で使えることを公式に案内する8cmマットレスが複数あります。

判断するときに大切なのは、8cmという数字だけではなく、その商品が1枚使用を前提にしているか、沈み込みが大きすぎないか、毎日の扱い方に合うかの3点です。

8cmで迷っている人向けに、「そのまま8cmを選んでよい条件」と「10cm以上も比較したほうがよい条件」を分けて整理します。

8cmは「薄型」ではあるが、単体用として成立する商品がある

8cmはベッドマットレス全体から見れば薄い部類ですが、フロアマットレスでは単体使用を想定した厚さです。

西川の[エアー01]マットレスは厚さ8cmで、公式FAQでは床や畳の上に1枚で使用できると案内されています。タンスのゲンにも、厚さ8cmで「1枚でも底付き感のない」と案内する高反発ウレタンマットレスがあります。

そのため、購入候補が8cmなら最初に見るべきなのは「8cmだから薄いか」ではありません。

  • 1枚で使えるとメーカーが明記しているか
  • 床・畳への直接使用が想定されているか
  • 敷布団や既存マットレスとの併用が前提ではないか

公式に1枚使用できる8cm商品なら、厚さだけを理由に候補から外す必要はありません。

同じ8cmでも110N・140N・170Nがある|厚さだけでは寝心地を読めない

8cmが十分かどうかを判断するとき、厚さと硬さをセットで見たくなります。けれども、同じ8cmでも硬さは大きく異なります。

現行商品例 厚さ 硬さ 公式の使用案内
西川 [エアー01]BASIC 8cm 110N 床・畳に1枚で使用可
西川 [エアー01]HARD 8cm 140N 床・畳に1枚で使用可
タンスのゲン 「純」高反発 8cm 170N 1枚使用を想定

3商品はすべて8cmですが、110N・140N・170Nと硬さが違います。

つまり、「8cmならこの硬さ」「○Nあれば8cmで十分」という単純な対応はできません。

西川[エアー01]では、厚さを8cmにそろえたままBASICとHARDで硬さを変えています。これは、厚さと硬さが別の設計要素であることを分かりやすく示す例です。

8cmで底付きするかは、体重表より「沈んだ後」を見る

8cmで最も確認したいのは、寝たときに体が沈み切って床や土台の硬さを感じないかです。

検索結果には「体重60kg前後なら8cm」などの目安もありますが、体重だけでは底付きの有無を決められません。同じ体重でも、横向きで肩や腰へ荷重が集中する人と、仰向け中心の人では沈み方が変わります。

店頭で確認できるなら、次の順番で試してください。

  1. 仰向けで腰・お尻が沈んだ状態を確認
  2. 横向きで肩・腰が沈んだ状態を確認
  3. 寝返りしたときに床や土台へ当たる感覚がないか確認

特に横向きでは肩や腰の一点に荷重が集まりやすいため、8cmの余裕が少なく感じる場合があります。

通販で試せない場合は、メーカーが1枚敷きを認めているかを優先し、返品・交換・お試し条件がある商品なら適用条件も確認しておきましょう。

8cmが不安なら、厚くする前に「素材と構造」を確認する

8cmの不安を「10cmへ増やす」だけで解決しようとすると、必要以上に厚い商品を選ぶことがあります。

同じ8cmでも、ウレタンの硬さ・密度、表面の凹凸、スリット、ファイバー構造などで沈み方は変わります。

たとえば西川[エアー01]は110Nまたは140Nのウレタンに特殊な凹凸構造を採用。タンスのゲンの8cm商品は170N・22Dの高反発ウレタン。アイリスオーヤマには、ウレタンではなく立体ファイバーを使った厚さ8cmのエアリーマットレスもあります。

8cmを比較するときは、次の項目を確認します。

  • ウレタンかファイバーか
  • ウレタンならN値・密度
  • 凹凸・波形・スリットの有無
  • 1層か多層か
  • 三つ折りか一枚ものか

8cmという寸法が同じでも、中身が違えば沈み込み方や扱いやすさは変わります。

8cmと10cmで迷ったら「厚いほう」ではなく不足があるかで決める

8cmと10cmで迷う場合、10cmのほうが数字が大きいという理由だけで選ぶ必要はありません。

8cmの購入候補が次の条件を満たしているなら、8cmのまま選べる可能性があります。

  • メーカーが1枚使用を認めている
  • 普段の寝姿勢で底付き感がない
  • 沈み込みが大きすぎない
  • 毎日持ち上げ・収納するため、軽さを優先したい

反対に、次の条件があるなら10cm以上も比較すると判断しやすくなります。

  • 横向きで肩や腰が深く沈みやすい
  • 柔らかめのフォームを選ぶ予定
  • 体格が大きめで沈み込みが気になる
  • 今まで薄型寝具で底付きを感じたことがある
  • 収納性より厚みの余裕を優先したい

「8cmか10cmか」は2cmの差そのものではなく、8cmで不足を感じる条件があるかで決めると整理しやすくなります。

8cmのメリットは「床からの高さを増やしすぎず、まだ動かしやすい」こと

8cmは、厚手のベッドマットレスほど寝面を高くせず、床使い・収納・立て掛けをしやすい商品を選びやすい厚さです。

西川[エアー01]のシングルは、BASICが約5.2kg、HARDが約5.5kg。タンスのゲンの8cmシングルは約4.1kg、山善の8cm三つ折りシングルは約5.1kgです。

毎日床から上げる予定なら、この重量差は実用面で重要です。

10cm、15cm、20cmと厚くなるほど必ず重くなるとは限りませんが、同じ素材・同じサイズなら材料量が増えるため重量も増えやすくなります。

8cmを選ぶなら、厚さと同時に完成品重量・折りたたみ方法・収納方法を確認してください。

三つ折り8cmと一枚もの8cmでは、収納のしやすさが違う

同じ8cmでも、毎日の扱いやすさは形状で変わります。

山善には8cmの三つ折り高反発マットレスがあり、片付けやすさと底付き対策のバランスを特徴として案内しています。一方、西川[エアー01]は丸巻きタイプです。

毎朝しまう人は、寝心地だけでなく次も確認すると失敗しにくくなります。

  • 三つ折りか、丸巻きか
  • 収納バンド・専用バッグがあるか
  • 畳んだ状態で自立するか
  • 押し入れやクローゼットへ入るか

8cmは「薄いから収納しやすい」と一括りにせず、実際の収納形状まで見てください。

床に1枚で使える8cmでも、敷きっぱなしにはしない

8cmを床や畳へ直接敷ける商品でも、湿気対策は必要です。

西川は、マットレスを長時間敷き続けると湿気を含み、裏側や床面にカビが生える場合があるとして、定期的に立て掛けて風通しをよくするよう案内しています。

床使いをするなら、次の条件も購入前に確認してください。

  • 一人で持ち上げられる重量か
  • 立て掛け・陰干しがしやすい形状か
  • カバーを洗えるか
  • メーカーが指定するお手入れ方法

「8cmあるから床の湿気の影響を受けない」「すのこを敷けばカビない」とは考えず、部屋の換気や湿度も含めて管理します。

ベッドで8cmを使うなら、フレーム側の条件も見る

8cmマットレスは床用だけではありません。商品によってはベッドフレーム上や、既存マットレスへのオーバーレイとして使えるものもあります。

ただし、ベッドフレームによってはマットレスの厚さ・固定方法・安全柵との高さ関係などに条件があります。特にロフトベッドや2段ベッドでは、厚すぎるマットレスだけでなく、薄すぎるマットレスもフレーム仕様との相性を確認する必要があります。

8cmをベッドに置く場合は、マットレス側だけでなくベッドフレームの取扱説明書・推奨厚さも確認してください。

結論|8cmは「薄すぎる厚さ」ではなく、単体使用できるかを確認して選ぶ

マットレス8cmは、厚手のベッドマットレスと比べれば薄型です。ただし、8cmだから1枚では使えないという厚さではありません。

現在も、西川・タンスのゲンなどに8cmで1枚使用を想定した商品があります。

最終判断は、次の3点で十分です。

確認 8cmを選びやすい状態 厚い候補も比較したい状態
公式の使い方 1枚使用・床使用が明記 重ね使い前提、単体使用が不明
沈み込み 肩・腰・お尻が沈んでも底を感じない 横向きや寝返りで土台の硬さを感じる
日常の扱い 軽さ・収納・立て掛けを重視 持ち運びより厚みの余裕を重視

8cmで足りるかは「8cmという数字」ではなく、1枚使用できる設計か、寝たときに沈み切らないか、毎日の扱い方に合うかで決めてください。

寝具の感じ方には個人差があります。最終的な商品選びはご自身で判断し、購入前にメーカー・ブランド公式の商品仕様、厚さ・素材・硬さ、床置き・単体使用の可否、お手入れ方法、返品・保証条件なども確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました